石鎚神社1

石鎚神社

石鎚神社は霊峰・石鎚山を神体山とする神社です。西条市側の石鎚山北麓にある口之宮本社にはじまり中宮成就社、奥之宮頂上社、さらに久万高原町に位置する土小屋遥拝殿の4社をあわせて石鎚神社といいます。

日本七霊山の一つに数えられる霊峰・石鎚山は、今から1330余年もの昔、修験道の開祖といわれる役小角(役行者)によって開山されました。役小角は、日本各地の霊山にさまざまな伝説を残しています。その役小角によって開かれた霊験あらたかな山である石鎚神社は、パワースポット中のパワースポットといえます。

石鎚神社2

伊予西条駅からJR予讃線普通列車で一駅、5分ほどのところにある「石鎚山駅」。ここから石鎚山に向かって10分弱歩けば、石鎚神社の口之宮本社に着きます。車なら、いよ小松ICからも伊予西条駅からも10分ちょっとです。

神門をくぐると、雰囲気は一変。辺りに静けさが広がり、空気は新鮮さを増します。葉を茂らせる大きな木々の生命力、背筋が伸びるような厳かな場の力などを感じずにはいられません。

石鎚神社3

石鎚神社に祀られているのは石鎚毘古命(石鎚大神)。諸願成就の神様で、特に家内安全、厄除開運、病気平癒の神として信仰を集めています。西条市ゆかりの歌人の歌碑が立つ「文学の森」を抜け、厄除石段を上り、注連柱をくぐると、正面に朱塗り本殿が現れます。振り返ると、視線の先、注連柱の奥には山々。神様に願いを聞いていただけた、神様に見守られている、と思える空間と時間がここにはあります。

石鎚神社4

拝殿には大小様々な木槌が置かれています。「木槌を具合のよくない体の部位に当てて摩ると、ご神徳を授かり治る」と伝えられています。本殿から下っていくと、役小角が祀られた「祖霊殿」があります。祖霊殿は、天保2年(1831)に再建され、昭和42年(1967)までは本殿として使われていた社殿。祖霊殿の奥では御神水が湧き出ています。この御神水はペットボトル等に詰めて持ち帰ることができます。この御神水も、西条の「うちぬき」です。

石鎚神社5

石鎚山の中腹、標高1450mの地に鎮座する中宮成就社には、開山にまつわる伝説が残っています。役小角が石鎚山に行場を開こうと、道案内の村人とともに道なき道を登り、現在の中宮成就社の所まで辿り着きました。しかし、そこからでも石鎚山の頂上は天にそびえるように見えました。どんなに行を積んでも頂上に至ることができず、力尽きて頂上を目指すことを諦めて下山しようとした朝のこと、白髪の老人が現れました。その老人は、熱心に大きな斧を研いでいました。役小角は、どうして研いでいるのか、と尋ねました。すると老人は「この斧を磨いて一本の針にする」と答えたのです。それを神様の教えだと悟り、再び修行を続け、ついには頂上を極め、石鎚山を開山しました。

石鎚神社6

山頂から中宮成就社の所まで戻ってきた役小角は、「我が願い成就せり」と言って山頂を仰ぎ見たそうです。このいい伝えは「成就社」の名前の由来でもあります。

中宮成就社には拝殿が二つ設けられています。一つは本殿、もう一つは「見返拝遥殿」です。見返拝遥殿は、伝説の中で役小角が「我が願い成就せり」と言った場所。山頂まで登ることができない人は、ここから石鎚山を仰ぎ、祈ります。「諦めずに続けていれば、目指す場所に辿り着ける。なせば成る」。正面に見える石鎚山頂が、そんなふうに力づけてくれる聖地です。

石鎚神社7

西条市街から中宮成就社までは、石鎚登山ロープウェイと観光リフトを乗り継いで行きます。石鎚登山ロープウェイ乗場は西条市街から23㎞ほどで、車で40分くらい。または、JRいよ西条駅前からせとうちバス「西之川」行きに乗り1時間弱の「石鎚ロープウェイ前」で下車します。山麓下谷駅から標高1300mに位置する山頂成就駅までは、ロープウェイはで約8分。リフトを降り、アップダウンのある道を10分ぐらい歩けば、石鎚神社の中宮成就社に着きます。

土小屋遥拝殿は標高1500mの地に鎮座しています。久万高原町側から「石鎚スカイライン」と呼ばれる山岳ロードを走り、その終点で土小屋遥拝殿に迎えられます。開いているのは4月から11月までです。この土小屋遥拝殿から頂上へと登るルートは「裏参道」。中宮成就社から拝する山容とは異なる、石鎚山の姿に出会えます。

石鎚神社8

住所    愛媛県西条市西田甲797
電話番号  ☎ 0897-55-4044
駐車場   あり/無料(約390台)
URL   http://ishizuchisan.jp/